今回(2021年11月)訪れたのは、北海道の江差旅庭 群来です(^^)
全7室に源泉かけ流しの内風呂を備え、更に滞在中の飲料が宿泊料金に含まれる「オールインクルーシブ」を採用する高級宿。
過去に一度訪問した時の感動が忘れられず、今回はこちらに1泊するためだけに、土日の休みを利用して北海道まで足を運びました!
旅庭 群来の場所は江差町の港沿いです。
首都圏からのアクセスはあまり良くなく、特に江差線が2014年に廃止されてからはますますハードルが高くなった印象(^^;)
公共交通機関利用の場合は、新函館北斗駅もしくは木古内駅から路線バスが中心になると思いますが、どちらも本数少なめなので要注意。
予算に余裕がある方は、レンタカーやお宿の提携タクシーをお勧めします。
もちろん私は節約のため路線バスを利用しました。笑
最寄りのバス停「姥神町フェリー前」で下車して、そこから徒歩5分ほどで到着!
バス停までは送迎してくださるそうです。
コンクリートの外壁で囲われた漆黒の平屋建造物、存在感がありながらも江差の街並みに調和しています。
群来とは、鰊(にしん)などの大群が産卵のために海岸におしよせること。
2017年2月、実に104年ぶりに江差に群来がみられたそうで、宿の前には記念碑が立てられていました。
群来について宿のオーナーが解説されています。
入口前に青空駐車場完備。
コンクリート壁の間を通って玄関へ。
人によっては入口が分かりづらいという意見もありそうだけど、このアプローチはワクワクしますねえ。
数十メートル歩くと玄関扉が現れます。
この無機質感がたまらない!
サビ感もいい味出してます~。
中に入るとスタイリッシュなロビーが出迎えてくれます。
暖房がよく効いていて、身体も心もほっこり。
奥にある屋外デッキは喫煙所を兼ねているとのこと。
ロビーには新聞や雑誌が置かれていて、もちろん滞在中は自由に読めます。
ロビーとお部屋、どちらでチェックインを行うかは特に決まっておらず、その時の状況次第だったはず。
今回は直接お部屋に通され、客室内で記帳やウェルカムサービスの提供を受けました。
写真奥にはバーカウンターが見えています。
ロビーから見える中庭には石がところ狭しと敷き詰められています。
庭は海をモチーフに、宿の建造物は海に浮かぶ木造船をイメージしているそう。
こぢんまりとしたフロント。
統括マネージャーさんがこちらで作業している時間帯も。
色々と気軽に相談しやすいです(^^)
シックで落ち着いた雰囲気のバー。
営業時間は21~23時(ラストオーダー22時半)で、バーテンダーは支配人さんが兼務されていました。
支配人さんがお休みの時はカクテル類の提供ができないそう。
バーは通常有料ですが、リピーターでKUKI CARD会員になればこちらもタダ!
ここで飲んだくれた記録はまた後ほど。
バーカウンターの向かい側には共用トイレと本棚。
本棚の中は年代物の本が多かった気がします。
ロビーと食事処の間にはちょっとしたお土産物が展示されています。
お部屋のバスアメニティや奥尻ワイン、地元江差のお菓子やおつまみなど、厳選されたグッズばかり!
食事処「二十五錨」
今現在も同様かは自信ないけど、2021年11月時点では小さなお子様連れ(※)は部屋食になるそうで、大人であっても希望により部屋食対応も可能とのこと。
前回は部屋食にしてもらいましたが、今回は夕朝食ともこちらでいただきました!
※基本小学生以下は宿泊不可だけど、リピーターであればOKだそうです。
こちらはロビーから客室へ向かう通路。
緩やかな登り坂で段差はなく、車椅子の方も移動しやすいかと。
夜の雰囲気はまた一層素敵に。
11月の訪問だったけど既にクリスマス仕様!
こちらの羊毛フェルトはスタッフさんの手作りで、購入も可能です!
客室前の廊下。
こちらの設計は地元北海道の中山眞琴アーキテクツで、望楼NOGUCHI函館・登別、きたの風茶寮、坐忘林や小樽旅亭 蔵群などの温泉宿にも携わっている建築会社です。
この直線的でスタイリッシュな内装はまさに私好み(*^^*)
館内案内図
全7室とも広さや間取りはほぼ同じ(海月のみ左右反転)で、主な違いは眺望だと思います。
前回は夕照でしたが、今回はどのお部屋に通されるのかな。
②客室「乱霰」その1へ続く