思い出に残る温泉旅館〜おこもり滞在記〜

個人の感想ですが、温泉宿選びの参考になれば幸いです。今後は東日本の旅館紹介が中心になります。

江差旅庭 群来(2021.11)④夕食

夕朝食ともに食事処「二十五錨」でいただきました。

夕食の時間は18時、18時半から選択。

食事席の入口には部屋名が表示されていて分かりやすい。

落ち着いた雰囲気の半個室席。

周りの声は多少聞こえてきたものの、写真の通り外からは覗かれない造りで落ち着いていただけました(^^)v

最初のセッティング。

マスクケースもありました。

木枯らし吹く江差~霜月」と題されたお品書き。

献立がグレードアップしたプランもありますが、今回はスタンダードの献立です。

最初のお皿たちが来ましたよ~。

食前酒 自家製 こくわ酒

まったり濃いながらも甘さは比較的控えめ。

こくわ酒はインクルーシブメニューにもあるのでお代わりし放題です。笑

先付 拓美ファーム 南瓜

ゼラチン状の蟹出汁がとにかく美味い、、、  

南瓜も甘くて初っ端から最高過ぎる!

自社農場の拓美ファームでは様々な農作物や畜産物を育てられています。

詳細は省くけど、有機栽培や循環型エコ飼育などかなり拘っている様子。

知内産 帆立貝黄味焼き

味付けが上品で、その分海の風味がダイレクトに押し寄せてきました!

帆立は若干火を通し過ぎかなと感じたけど、私が半生派だからかな。

吸物 地魚 メバル 野菜千草

アツアツで提供!

温度管理が徹底されたお料理をいただけるのは食事処のメリットですねえ。

出汁がピーンとたっていて、目を閉じてじっくりと味わいました。

造り 本マグロ 中トロ 前浜産 平目 生雲丹

中トロウマー、平目もっちり、雲丹はクリーミーで醤油いらず。

つまり鮮度も美味さも文句なしということ。

江差産 紅ズワイ蟹 塩茹で 

個人的にはベストの塩加減で、そのまま食べても十分美味し。 

だけど折角なので半分程はカニ酢とともに。

カニ酢はそこまで酸っぱくなく出汁が効いてました。

この後におしぼりの交換あり。ナイスタイミング!

自家製燻製 海老 卵 ホッケ 

ここでお品書きにはない一品が登場。

そういえば前回も燻製だったな。

これが美味過ぎて、特に海老の頭部分のミソはマジで昇天しそうになりました。笑

卵も濃厚で燻製の風味がたまらない、、、

ホッケはやや塩気強めだったけどお酒と良く合いました。

蝦夷鮑 蝦夷舞茸 天ぷら 

昆布の塩でいただきます。

鮑は弾力があって食べ応えあり。

アツアツの衣を纏った舞茸も最高!

前浜産 平目 ムニエル 

平目は神経〆したものとのこと。

刺身でも感じたけど鮮度抜群です。

ムニエルとあるけど味付けは和風で、濃いめの出汁が印象的。

自社農場拓美ファーム産羊肉 海洋深層水塩焼き 

いよいよ群来のスペシャリテが登場!

大切に育てられたサフォーク種の羊肉は、油身部分で少し風味を感じたくらいで臭みはほとんどなし。 

高い栄養価でありながら低コレステロールとのこと。

羊が苦手な方は差し替えしてくれるらしいけど、折角訪れるなら味わってほしい逸品です(^^)

辛しマヨネーズ、味噌、もしくはそのまま、お好みの味で。

歯ごたえはしっかりめで、噛むと肉汁がジュワァっと広がります~。

自家製寒干し山漬け鮭茶漬け 

こちらも群来では定番のご飯もの。

私にとっては鮭の塩気がやや強めだけど、とても贅沢なお茶漬けです。 

香の物 

きゅうりは薄味、ごぼうはしっかりめでどちらも食感良し。

デザートは2種類。

江差産 アロニアアイスクリーム 

アロニアはベリー系の果物だそう。

さっぱりでいてミルク感もしっかり感じられ好みのアイスです。

拓美ファーム自然養鶏卵プリン

なめらか濃厚なプリン、こんな美味いスイーツが〆で良かった。

 

前回は館内・客室のスタイリッシュさとオールインクルーシブに度肝を抜かれたのと、部屋食にしていただいたのもあってか、お料理の印象はやや希薄だったのです。

しかし、今回はどれも非常に美味しかった!

地元産の食材を活かした丁寧な仕事、存分に堪能しました(*^^*)

食材のうんちくを読むと、より美味しく、そしてよりありがたみを感じながらいただくことができますよ。

 

朝食の前に、ウリの一つであるオールインクルーシブについて紹介します。


⑤ドリンクメニュー・バーへ続く

g-onsen.hatenablog.com