思い出に残る温泉旅館〜おこもり滞在記〜

個人の感想ですが、温泉宿選びの参考になれば幸いです。今後は東日本の旅館紹介が中心になります。

香雲館(2021.9)④大浴場

香雲館の部屋風呂は温泉ではないものの、当然ながら大浴場は温泉です!

大浴場は、香雲館専用の「あうるの湯」と、本館 塚越屋七兵衛にある「ほととぎす」の2ヶ所。

利用時間は写真の通りで、どちらも夜通し利用OK。

男女の入れ替えはないため今回も男湯のみの紹介ですが、後述する通り左右対称の造りなので、女性の読者さんでも少しは参考になると思います。

「あうるの湯」は2階にあって、私が泊まった「風」からは歩いて10秒ほど。

以前はタオルが設置されていたらしいけど、2021年9月現在は感染対策により撤去されていました。

これ、私としては結構残念なポイント、、、

ただ、タオルの交換に快く応じてくださったのはありがたい(*^^*)

入口前の靴箱をチェックすると利用人数がわかります~。

5回以上利用したなかでは最も多くても(自分を入れて)3人で、貸切状態のことも多かったですよ。

脱衣所は比較的こぢんまり。

全10室なので十分ですね。

洗面所のシンクは2ヶ所。

アメニティ類は歯ブラシまでありました。

女性大浴場はもっと充実してるのかも。

ウォッシュレット付きのトイレ。

「あうる」はフクロウの英語「owl」のこと。

香雲館の守り神であるフクロウは、大浴場の設計デザインのテーマにもなっています。

この説明図を見てから入ると、また違った楽しみがありそう。

あうるの湯は内風呂のみで、露天風呂はありません。

ただ、天井が高いのもあって閉塞感は全くなし。

洗い場は感染対策のため間引きされてはいるけど、それでも部屋数に比して十分な数と広さだと思う。

バスアメニティはポーラ アロマエッセゴールドとDHC WAGOKORO、そして馬油シリーズの3種類。

ちなみに本館「ほととぎすの湯」はアロマエッセゴールドと馬油の2種類でした。

身体を清めたら、楽しみにしていた温泉です!!

ご存じの方も多いでしょうが、伊香保温泉で湧き出るお湯は「黄金(こがね)の湯」と「白銀(しろがね)の湯」の2種類。

ここ香雲館では黄金の湯のみ楽しめます!

個人的な好みは黄金>>>白銀なので、黄金の湯だけあればそれで良し。

その黄金の湯を源泉かけ流しで堪能できるんですよ~。

これは堪らない!

源泉の出具合はチョロチョロと少なめ。

触ると激熱だったので、ほぼ間違いなく加温しているはず。

湯口から少し離れた場所に陣取るとちょうどいい塩梅のぬる湯でした!

湯上がりは発汗がしばし止まらないもののお肌はしっとり。

さすが名湯といった浴感(^^)v

泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物温泉で、泉温は41.2℃、pH 6.2。

その名の通り温泉成分が豊富で、メタケイ酸の含有量も美肌の湯と称される「白銀の湯」より多いです。

加水・消毒は未確認だけど、多分無しと思われます。

黄金の湯は伊香保温泉小間口権(利)者組合で集中管理されています。

伊香保温泉の全ての宿が源泉かけ流しというわけではないそう。

温泉にこだわる方はその辺もリサーチするといいかも。

さて、最後に塚越屋七兵衛の「ほととぎすの湯」も軽く紹介。

写真はありませんが、「あうるの湯」と比べて洗い場・浴槽ともに広めで、内風呂の浴槽は熱め・ぬるめの2ヶ所あります。

もちろんこちらも源泉かけ流し。

しかも熱めの方は源泉投入量が多めなのもあってか、泉質の良さはここが一番だと思いました!

ビールをたらふく飲んだのもあってか湯あたりしかけたけど。

 

ちなみにほととぎすの湯には檜露天風呂もあるものの、温泉ではないうえにこの時は塩素バリバリだったのであまりお勧めしません(^^;)

来年には露天風呂の改修工事が行われるそうで、これを機会に露天でも黄金の湯を楽しめるようにしてほしいところです。

 

⑤夕食へ続く

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