思い出に残る温泉旅館〜おこもり滞在記〜

個人の感想ですが、温泉宿選びの参考になれば幸いです。今後は東日本の旅館紹介が中心になります。

里山十帖(2021.3)⑤湯処 天の川

大浴場「湯処 天の川」がある温泉棟へは、宿泊棟の2階から通路を渡って向かいます。

利用時間は15時から翌10時まで。夜通し入れるのは嬉しい。

しかも22時に男女が入れ替わるので、両方のお風呂を楽しめます!

ただし、21時40分から22時までは清掃タイムなので夕食後に入る場合は要注意。

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温泉棟の手前にはお水と小タオルが設置されています。

タオル類は客室から持参との案内を受けたので、おそらく忘れた時の予備かと。

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温泉棟へ行くにはスリッパを履く必要あり。

男女合わせて8足のみしか用意されていませんが、これは感染対策の一環で大浴場の密を避けるためだそう。

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温泉棟へ通じるこの細い通路がワクワク感を駆り立てられていい感じ。

なおここだけは半屋外なので、冬は寒いかもしれません。

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温泉棟に到着!

チェックイン日の男湯は左側でした。

左側の湯処

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脱衣所はシンプルすっきり。

洗い場の間接照明がまた素敵ですね~。

ロッカーは鍵付きなので安心。

なお、アメニティ類やドライヤーは感染対策の一環により撤去されていました。

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トイレもあります。

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洗い場のシャワーは4つ。

バスアメニティは客室と同じもので、たかくら新産業の「余(yo)」。

日本人の髪質や環境にも配慮したオーガニックコスメだそうで、公式HPを見るとまさに里山十帖のコンセプトにぴったりのアイテムだと思いました。

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洗い場スペースは狭めなので、他の方がシャワーを使っている時は通りづらいかも。

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こちらの内風呂は檜でした。

座った時の感触が柔らかいので石風呂より好き(^^)

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お湯はややとろみがかっていてお肌がツルツルする感じ。

湯温もちょうど良く、これは気持ちいい、、、

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泉質はナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉で、泉温 26.3℃、pH 8.5。

源泉名は大沢山温泉で、近くのお宿「幽谷荘」が湯元だそう。

メタケイ酸と炭酸水素イオンを多く含む美肌の湯ですね。

公式HPからダウンロード可能な温泉分析書は平成15年のものだけど、脱衣場に掲示されていたのは平成25年版。ちゃんと温泉法で定められている10年で更新しているのもさすが。

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温泉の利用形態はかけ流し循環併用、加温・消毒あり。

体感だと塩素臭は気を向けるとわかるくらいで、多くの方は気にならないレベルかと。

少しだけどオーバーフローもちゃんとあったし、特に内風呂は茶色い湯の花が浮遊していて、温泉らしさは十分感じられました。

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天井はとても高くて、内風呂はいえども閉塞感は全くなし。

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こちらの露天は岩風呂。

写真でよく見かけるのはもう一方の方ですね。

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そこまで広くはないけど、人数制限を考えると問題ないかな。

浴槽の中央には岩があって、私はこちらに腰掛けて景色を眺めながらぼさーっとしました(^o^)

この岩の高さは寝湯にも最適だけど、頭を置く枕木のようなものがないのでね。ちょっと難しいかな。

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山々や森はまだ雪が残っていて、その景観の美しさは息を吞むほど。

いつまでも眺めていたくなります(*^^*)

天候に恵まれれば天の川も観られるそうです。

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雨の時は三度笠を被って入るのもオツですね。

右側の湯処

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こちらの脱衣所の方がロッカーの数は少なめ。

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洗い場のレイアウトも多少異なっていました。

写真奥のドアはトイレです。

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洗い場はあちら側とほぼ同じ造り。

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内風呂の大きさは多分あちらと同じだけど、外枠だけが木の石風呂でした。

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浴槽の材質が違うのは地味に嬉しい。

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こちらの露天風呂が有名なやつですね!

たしかにすごい開放感(^o^)

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野趣あふれるロケーションにありながら、浴槽のデザインはスタイリッシュ。

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私はどちらかというと泉質重視でロケーションやお風呂の広さには拘らないのですが、この露天風呂の素晴らしさには感嘆するばかり!

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浴槽はやや浅め。

湯温もぬるめだったので、ひたすらまったりと湯浴みを堪能、、、

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うーん、何度見ても飽きない。

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こちらにも三度笠と椅子がセット。


加温循環消毒ありの温泉なのであまり期待していなかったものの、想定以上に素晴らしいお風呂でした。

私が泊まった離れから温泉棟まではちょっと距離があるけど、移動は全く苦にならず何度も通い詰めました(*^^*)

 

⑤夕食へ続く

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